錦織、ナダル、マレーの三つ巴の3位争い まとめ
錦織選手の活躍で本当に忙しくなってまいりました。^^;
よもや日本人がテニスの世界においてランキングトップ3に入るなんて数年前には誰が予想していたでしょうか?
そんな夢の様な現実が今 実現しようとしております。
そもそも2014年全米オープン決勝進出の時点で錦織選手は日本人の常識を覆しているわけで、
もはやランキング3位になることは時間の問題だったのかもしれません。
しかし、今週の結果次第で3位に浮上すると騒がれていますが、
イマイチどういう条件なら3位に浮上するのか?
なんで優勝してもポイントがそのまま増えず、減るポイントがあるのか?
などの疑問をお持ちの方が多いようです。
そこで、出来るだけ分かりやすく説明させて頂きたいと思います。
ポイントには有効期間と加算制限がある
ATPツアーのポイント制度にはいくつかのルールがあります。
まず有効期間は52週間。
そしてポイントが加算されるのは成績上位18大会。
ファイナルに進出すれば上位19大会分のポイントが加算されます。
22大会に出場すれば、
その内の上位18or19大会分のポイントが加算される事になります。
しかし、ここでまた一つルールがあり、
前年のシーズン終了後のランキングで、トップ30の選手は出場を義務付けられている大会があります。
まず、グランドスラム4大会(全豪、全仏、ウィンブルドン、全米)
次にマスターズ1000の9大会の内、モンテカルロを除く8大会
ワールドツアー500の11大会の内、4大会
(さらに細かいルールがありますがここでは省きます)
上記の16大会に出場義務があるため、
これらの大会を怪我などで欠場してもその大会分のポイントが計算の対象となります。
欠場すれば0ポイントです。
ちなみに錦織選手はマスターズ1000を3大会欠場しているので3大会分0ポイントです。
錦織、マレー、ナダルの3人のポイントはどうなる?
3人それぞれが今週違う大会に出場しています。
錦織 → メキシコ(ワールドツアー500)
マレー → ドバイ(ワールドツアー500)
ナダル → アルゼンチン(ワールドツアー250)
よって、ポイントの動きは下記の図の通りとなります。
それぞれのポイントはマイナスポイントを差し引いた数字です。
錦織選手が優勝した場合、500ポイント貰えます。
昨年 この時期に出場したデルレイビーチ国際の20ポイントが失効するから480ポイント加算されるんじゃないの?
と思う方が多いと思いますが、
ココらへんがややこしくて、錦織選手のポイント対象となる19大会にはすでにデルレイビーチは入っていないのです。
というのも、出場義務がある16大会の他にはたった3大会分しか加算されないため、
2回戦敗退のデルレイビーチより成績が良かったベスト4のゲリーウェバー、
優勝のマレーシア、
そして先日 優勝のメンフィスがポイント対象の大会だったのです。
ですので、出場義務があるこのメキシコに出場した事により、
弾かれた大会が昨年のゲリーウェバーオープンの90ポイントとなった訳です。
理解できたでしょうか?
錦織選手が3位になる条件 まとめ
錦織選手が3位になるためには、
錦織選手がメキシコで優勝!
ナダルがアルゼンチンで優勝しない!
マレーがベスト4!
この3つの条件が揃って初めて錦織選手の世界ランキングが3位になるのでした。
ただ、マレーが準優勝しても4位には上がりますので、
とにかく錦織選手は負けないことです。
ATPツアーには独特なルールがあり、
私も全てを理解しているわけではございません。
所々間違っている事もあったりなかったり・・・^^;
デビスカップのポイント換算法なんて本当に良くわかっていません。(笑)
今後も日々 勉強ですね♪
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