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デビスカップのポイントで、マレーは錦織を抜く可能性がある!


世界ランキングで4位になった錦織選手ですが、

さっそく4位からの陥落の危機に直面しております。


現在 錦織選手が5415ポイント。

マレーは5370ポイント。

その差は僅かに45ポイントです。


両者は3月7日開幕のデビスカップにそれぞれ日本代表、イギリス代表として出場します。


このデビスカップ ワールドグループの1回戦は、

シングルスで勝利すると1試合につき40ポイント獲得できます。


錦織選手の対戦相手はミロシュ・ラオニッチ(6位)、バセク ポスピシル(62位)

マレーの対戦相手はジョン・イズナー(20位)、ドナルド・ヤング(47位)


対戦相手を見るとマレーが負けるのは正直あまり現実的ではありません。



そして、ここで1つ大問題が発生します!!


錦織選手が仮に2勝して80ポイント獲得したとしても、

過去52週間に出場したポイント対象大会の19大会がいずれも80ポイント以上であるため、

錦織選手が勝ってもポイントが入らないという状況なのです。


要は錦織選手が勝とうが負けようが関係なし。


マレーの勝敗によって順位の入れ替わりがあるという事なのです。


ここで一つデビスカップの独特なルールがあるので説明しておきます。


デビスカップにはライブラバー(Live Rubber )とデッドラバー(Dead Rubber )というものがあります。

ライブラバーとはまだ両チームとも3勝目を挙げていない状態。

勝敗が決まっていない段階の試合の事です。

デッドラバーとはどちらかが3勝目を挙げて勝敗が決まった後の試合の事です。

ポイントを得られるのはライブラバーの試合のみとなっています。


さらにまたここで1つややこしいルールがあります。

デビスカップで得た総ポイントは合算され一つのポイントとされるルールがあり、
ATP500扱いとなります。

マレーは昨年3月のデビスカップ1回戦で80ポイント。
準々決勝で65ポイントを獲得しています。
合計145ポイントです。


1回戦の80ポイントは52週間過ぎたことにより失効され、
現在デビスカップで獲得したポイントは65ポイントのみとなります。


仮にマレーが2試合とも勝利し、80ポイントを獲得したら、
マレーのデビスカップ総ポイントは145ポイントです。

145ポイント獲得したら、
現在対象19大会の一番ポイントが少ない90と入れ替わり、
マレーのポイント数は5425ポイントとなり、
5415ポイントの錦織選手が抜かれることになります。


しかし、マレーが1勝1敗、またはシングルス2試合目がデッドラバーであったら、

40ポイントしか獲得できないので、
デビスカップ総ポイント105となり、
先程の例と同じく現在対象19大会の一番ポイントが少ない90と入れ替わり、
マレーのポイント数は5385ポイントとなり抜かれません。



マスターズ1000を前にランキングが5位に転落するのは非常に痛いです。

ここは日本の勝利と錦織選手の4位キープを願って、

沢山の応援を日本チームとイギリスと戦うアメリカチームに送りましょう!!(笑)


錦織選手がマレーに抜かれないためには?まとめ


アンディ・マレーにポイントで逆転されないためには、

アンディ・マレーに2敗してもらう。

または1勝1敗でも大丈夫。

さらにイギリスチームが3試合で勝負を終わらせる事が出来ればそれでもOK。


抜かれる場合はマレーが2勝した場合です。


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ややこしいルールですが、今後のためにも頭に入れておいた方がいいですよ♪

ルールの詳しい説明は↓↓↓↓からどうぞ。

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